仮想通貨にはイーサリアムなどの開発のためのプラットフォーム型としての用途があるんだ。
プラットフォーム型の仮想通貨はどのように利用されるのか見ていこう!
プラットフォーム型仮想通貨の可能性
新しいサービスの土台になる
プラットフォーム型の仮想通貨は世の中のさまざまな分野で新しいサービスを生み出すために活用されています。
プラットフォームというのは「土台」といった意味があるように、プラットフォーム型の仮想通貨は新しいサービスの土台となる仮想通貨です。
こういったプラットフォームを利用することにより、1から全てを準備する必要がなく世界中で利用されている仮想通貨やブロックチェーン技術を使用することができます。
たとえるなら、WindowsやMacOSはパソコンのプラットフォームです。このプラットフォームを利用してWordやExcelなどのアプリケーションが動いています。
また、FacebookやTwitterはSNSのプラットフォームです。そのプラットフォームを利用して、個人や企業が活動をおこなっているのです。
プラットフォーム型仮想通貨の特徴
プラットフォーム型の仮想通貨とは、基盤となるシステムとしてトークンの発行やアプリケーションの動作ができる仮想通貨のことで、その特徴として分散型アプリケーション(DApps)が構築できることがあります。
また聞き馴染みのないワードがでてきたよ(汗)
分散型アプリケーションとは?
分散型アプリケーションとは、Decentralized Applications(DApps)という表記となります。
簡単に表すと、ブロックチェーンとスマートコントラクトを活用することにより管理者に権限が集中しないようにしたアプリケーションということです。
ブロックチェーン上で複数のコンピュータにより相互管理され、中央管理者がいなくても自動で動作することができます。
- 非中央集権
- 分散型
という2つの特徴があります。
非中央集権とは、管理者などが実権を握っておらず、ユーザー全体に権利が与えられていることです。
分散型とは、ブロックチェーン技術を利用して暗号化した処理が自動的に実行され、分散して存在するマイナーと呼ばれるユーザーが計算処理をすることを意味しています。
分散型アプリケーション(DApps)は、透明性が高く中央集権的に管理されていません(管理主体に意図的に操作されない)。
この特性から下記の分野で活用されています。
- ゲーム
- 分散型取引所(DEX):秘密鍵を取引所に預けることなく自分で管理することができるためハッキングや破綻リスクが無い
- デジタルIDサービス:パブリックなブロックチェーンに記録したデータは改ざんすることができないにも関わらず誰でも閲覧することができるという性質を利用
代表格である「イーサリアム」
プラットフォーム型仮想通貨の代表格であるイーサリアムの場合はブロックチェーン上に、送金記録だけでなく契約の情報も同時に記録することができます。
また、イーサリアムのプラットフォームを活用して開発されたTRONという仮想通貨は個人のSNSでの活用を想定して作られています。ユーザーが無料でコンテンツを配信できるだけでなく、ユーザーに独自にトークンを報酬として提供する仕組みを構築しています。
このようにプラットフォームと上で通貨と一緒にさまざまなサービスを提供できるというのが、プラットフォーム型仮想通貨の特徴です。