ゼロから学ぶ仮想通貨

【リップル(XRP)】色々な種類の仮想通貨

うみぞう

リップルは電子決済システムに特化したアルトコインだよ。

今回はリップルの特徴について話していくよ!

この記事を読むことで、

  • リップルとは何なのかが分かる
  • リップルの特徴が分かる
  • リップルのメリットが分かる
  • リップルは電子決済システムに特化したプラットフォーム。
  • リップルは中央管理型の管理・運営されている。
  • ブリッジ通貨としての機能が優秀で国際送金が低コスト。

リップルとは

リップルとは電子決済システムに特化したプラットフォームです。

つまり、リップルとは技術そのものを指しています。

リップルは仮想通貨と言っていいのか微妙な部分はありますが、分散台帳技術を利用して、XRPという仮想通貨を発行しているため、リップルは仮想通貨に分類されるのです。

うみぞう

ややこしいけど、そうゆうものだと認識しておこう!

リップルの特徴

中央管理型の管理・運営

リップルは中央集権的な管理者のいないビットコインとは違います。

Ripple Inc(リップル社)によって、管理・運営されています。リップルにはブロックチェーン技術が導入されていて、分散型取引台帳によって取引を記録しています。

リップル社による中央管理型の分散台帳技術を利用していることから、その仕組みはパブリックなブロックチェーンとは違い、リップル社が管理するバリデーターと呼ばれる承認者によって検証がなされ、一定数のバリデーターが正しいを認めることによって合意されるという方法をとっています。

バリデーター>

バリデーションを行う機能、またはソフトウェアのことです。
バリデーションとは入力されたデータが、適切に記述されているかどうかを検証することです。
バリデーターでは、入力されたデータが仕様にそって適切に記述されているかを判断し、不適切な箇所があった場合にはエラーとして通知します。

うみぞう

バリデーターは人ではなくてソフトウェアのことね。

さめ吉

リップルは今までの仮想通貨のイメージと全くちがうね!

企業間取引・国際間取引の円滑化が目的

ビットコインなどは個人間の決済を主な目的としているのに対し、リップルは企業間取引・国際間取引の円滑化を目的に開発されています。

通貨単位XRP
発行上限枚数1000億枚
特徴・2005年に運用開始
・発行上限枚数は1000億XRPで設定されており、全枚数がすでに発行済みのため、需給バランスがわかりやすい
・リップルとは電子決済に特化したプラットフォームのことを指している
・国際送金が低コストで可能で、ブリッジ通貨としての機能が優秀
時価総額(円)3,259,262,029,573
取扱業社コインチェック、ビットバンク、GMOコイン、DMM Bitcoinなど
※2022.10.3現在

リップルのメリット

リップルのメリットとして大きいのはこの2つのポイントです。

  • 取引や処理速度の速さ
  • 国際送金が低コスト

ビットコインの決済時間は最短で10分だったのに対し、リップルは最短で4秒で決済を完了することができます。

国際送金は複数の銀行を経由するため手数料が高く、送金完了までに時間がかかるのが課題でした。

これを解決するために開発されたのがリップルです。

リップルのブリッジ通貨としての機能

リップルにはブリッジ通貨としての機能があります。

ブリッジ通貨とは異なる通貨同士の橋渡しとなる通貨のことで、主に国際送金に活用されます。

従来の銀行経由の国際送金の場合、日本の銀行へ送金し、そこから中継銀行を経由して海外の銀行に送金されるため、それぞれの処理に高額な手数料がかかる上に送金に時間がかかっていました。

↑従来の国際送金

そこで中継銀行の代わりに日本の銀行からリップルに変換して海外の銀行へ送金することで、リップルのメリットを活かした素早く低コストな国際送金が可能になるのです。

↑リップルをブリッジ通貨とした国際送金
さめ吉

仮想通貨ごとに、それぞれ得意分野があるんだね。

うみぞう

どちらかと言うと、ある課題を解決するために、それに特化した仮想通貨が開発されていると言った方が正しいかな!

  • リップルは電子決済システムに特化したプラットフォーム。
  • リップルは中央管理型の管理・運営されている。
  • ブリッジ通貨としての機能が優秀で国際送金が低コスト。