ゼロから学ぶ仮想通貨

【12.決済手段として仮想通貨を利用する】暗号資産(仮想通貨)を始める前の基礎知識

うみぞう

決済手段は仮想通貨の用途の中でも重要な役割だよ。
ビットコインは仮想通貨の中でも電子決済のためのシステムなんだ。

決済手段としてのビットコイン

ビットコインでの支払いに対応しているお店では、現金やクレジットカードのようにビットコインを使った決済が可能です。

購入者は事前にビットコイン決済に対応したウォレットを作成し、ビットコインを送金しておけばビットコインで支払いたい旨を店員に伝えるだけで、QRコードなどを使って簡単に支払いをすることができます。

支払う際のレートは?

その際に支払うのは決済時のレートで換算された代金相当額のビットコインです。たとえば、1BTC=100万円の時に1万円の商品を購入するには0.01BTCをお店に支払うことになります。

さめ吉

商品は同じなのに、その時のビットコインの価格によって得したり、損した気分になりそうだね。

店舗側から見ると、ビットコインの決済には10分以上の時間がかかることや価格変動リスクが想定されますが、多くは暗号資産決済サービスを提供する業者をしているため即時決済が可能です。

決済時からしばらくの間レートが固定されるなどといった価格変動リスクに対する対策が取られています。

さめ吉

なるほど!だとするとある程度安心して買い物できるね!

ビットコインで決済するメリット

ビットコイン決済のメリットそしては、決済にかかる時間の短縮が挙げられます。

ビットコインをはじめとする仮想通貨を法定通貨に換金してから使うには、それなりに手間と時間がかかります。

その点、ビットコイン決済はビットコインのまま決済することができるため、余計な時間を減らすことができます。

ビットコインは全世界共通なため、海外でビットコイン決済を使用すれば両替をする時間や手間をなくせます。

ビットコイン決済を使えば、時間や手間だけでなく法定通貨に換金する際に必要な手数料を抑えることができる点もメリットです。

ビットコインで決済するデメリット

価格変動リスク

ビットコイン決済のデメリットは価格変動が激しいことがあります。仮想通貨は法定通貨に比べると価格変動が激しく、ビットコインももちろん価格変動は激しいです。

1日に10%以上乱高下することもあり、100万円の価値があったビットコインが翌日には90万円にさがってしまうこともあります。その場合、決済で使える金額は90万円になってしまいます。

決済できる店舗が少ない

ビットコイン決済ができる店舗が少ないこともデメリットです。

日本ではビックカメラやヤマダ電機、H.I.Sなどの他に、都心のお店の中にはビットコイン決済ができる店舗もありますが、まだまだ対応できる店舗は少ないのが現状です。

うみぞう

今後キャッシュレス化が進みビットコイン対応の店舗が増えてくる可能性は十分にあるよ。期待して待とう!