仮想通貨は送金手段として非常に注目されているよ。
これは仮想通貨の重要な役割なんだ。
では日本円やアメリカドルといった法定通貨を使った送金に比べて、仮想通貨を使った送金にはどのようなメリットがあるのかみていこう!
仮想通貨を送金する
仮想通貨を送金するということは、具体的には持っているウォレットから別のウォレットへ仮想通貨を送ることを指しています。
例えば
- 自分の持っている仮想通貨を取引所からウォレットに移動させる
- Aさんの所有しているウォレットの仮想通貨をBさんの所有するウォレットに移動させる
複数の取引所に口座を持っていたり複数のウォレットを所有している人にとっては仮想通貨を送金することはよく行われることです。
仮想通貨で送金することのメリットは?
仮想通貨で送金することのメリットは送金にかかる手数料が抑えられることにあります。
法定通貨を送金する場合には銀行により決められた送金手数料がかかります。
しかし仮想通貨は基本的に中央管理者の※P2Pネットワークによって送金されるため、中央管理者(銀行や銀行のサーバー)がいない分、それらにかかるコストが不要となり送金手数料をより安く抑えることができます。
また送金手数料が国内・海外問わず同じなので、特に海外送金の場合には大きなメリットがあります。
※P2Pネットワーク
P2Pとは、ネットワーク上で機器間が接続・通信する方式の一つで、機能に違いのない端末同士が対等な関係で直に接続し、互いの持つデータや機能を利用しあう方式。また、そのような方式を用いるシステムやソフトウェアなどのこと。
仮想通貨による海外送金
海外送金に関しては、かかる時間が短いということも仮想通貨による送金のメリットです。
法定通貨を銀行経由で海外送金する場合、一般的に1〜4日程度の日数が必要になることが多いですが、仮想通貨であれば数秒〜数十分で完了します。
仮想通貨で送金するデメリット
送金ミス
仮想通貨を送金する際のデメリットとして考えられるのは、なんと言っても送金ミスです。
仮想通貨を送金する際には相手先の送金先アドレスを入力しますが、このアドレスが非常に複雑です。
たとえばビットコインアドレスの場合は1か3から始まる27〜34文字の英数字から構成されます。
ビットコインアドレスの一例
3kuieQ6CpnesrU5gdweOadhi8ZgaA5p
複雑すぎぃ(汗)間違えそー(T T)
一文字違うだけでもダメだから細心の注意が必要だよ。
送金先アドレスを手入力している人はほぼいませんが、やむおえず手入力をする場合には入力ミスには最新の注意を払う必要があります。
たとえコピペで入力したとしても1文字抜けてコピーしてしまうということもありえる。
この入力ミスはしばしば起こることなので気をつけよう。
送金詰まり
送金詰まりによりいつもよりも時間がかかってしまうこともあります。
特定の仮想通貨の取引量が多くなると取引の承認処理が間に合わずに、着金が大幅に遅れることがあります。
この状態を送金詰まりと言いますが、解消するためには処理速度の速い仮想通貨を利用するか、マイナーに送金手数料を多めに支払って優先的に処理をしてもらうという方法があります。