仮想通貨はボラティリティ(価格変動の度合い)が高い。
それゆえに投機・投資の対象として見られがちだけど、用途はそれだけではない。
仮想通貨の用途にはどのようなものがあるのか紹介していくよ!
仮想通貨の利用目的
仮想通貨のすべてに価格がついているわけではなく、中にはまったく価格のついていない仮想通貨もたくさんあります。
価格のない仮想通貨に存在価値がないのかというと、そういうことではありません。
仮想通貨は確かに決済システムとして開発されたものですが、その技術を通貨としての機能以外の様々な分野で利用しようという理由から、色々な種類の仮想通貨が開発されています。
種類別に異なる利用目的の違い
それぞれの仮想通貨は技術面や用途によって大きく利用目的が異なります。イーサリアムやライトコインは後発な分、ビットコインに比べると技術面において優れていると言えます。
具体的には取引承認までの時間がビットコインでは10分かかるところを、ライトコインでは約2.5分で行うことができます。
またビットコインは1ブロックに書き込めるデータ容量が1MBであるのに対し、イーサリアムやライトコインではそれよりも多くの容量を書き込めるように改良されています。
新しく開発された仮想通貨の方がいろいろな面で改良されているんだね!
用途面においてはビットコインが投機・投資や決済目的で利用されることがほとんどですが、イーサリアムではスマートコントラクト機能をもちいて契約の自動実行をするために利用されています。
スマートコントラクト
事前に定められたルールに従って全自動で安全に取引を実行できるシステムです。
- 契約の事前定義
- 条件を満たす行動発生
- 契約自動執行
- 決済
という流れで取引が成立します。
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で契約を自動的に実行する仕組みのことです。イーサリアムなど多くの仮想通貨でスマートコントラクトが実装されています。
契約の透明性が確保されているのが特徴です。
加えて、仮想通貨の持つ非中央集権性も引き継いでおり、サービスの管理者が存在しない場合でも、消費者同士の資金の移動を自動処理するプログラムとして機能します。スマートコントラクトのメリットは、当事者間で交わされる契約書の締結など多くの作業が不要になるため、事務コストを削減できることです。
一方、契約内容を容易に変更できない点がデメリットとして挙げられます。自動化された契約にエラーやバグがあっても、そのバグを簡単に修正することは難しく、攻撃者がバグに気づけば攻撃の起点になる可能性があります。
https://bitflyer.com/ja-jp/s/glossary/smartcontract
仮想通貨の用途
仮想通貨には種類によって利用用途があります。
もともとは電子決済システムですので、店舗やインターネット上での決済に利用されているのはもちろんですが、そのボラティリティの高さや将来性から投資の対象としての用途もあります。
仮想通貨の技術を用いたアプリケーション
他にもアプリケーション開発があります。イーサリアムのように開発のためのプラットフォームとして仮想通貨を利用することにより、従来とは違った特徴のあるアプリケーションの開発が進んでいます。
仮想通貨には決済以外にも色々と可能性があるんだ!